みなさん、こんにちは。金管バンドディレクターの河野一之(コウノ カズユキ)です。
先週の#3で迎えたブラスバンド黄金時代、産業革命で重労働に従事した労働者階級の人々にも音楽が普及しブラスバンドがより大衆化、それにより英国々内のブラスバンドの数は10,000団体を超えたとされ、英国各地で多くの人々がその演奏を聴くことができるようになりました。
これまでの#1 金管バンドの始まり, #2 金管バンドの発展とA.サックス, #3 黄金時代と続いてきた約100年の歴史。今回はこの約1世紀の間、楽器の発達、バンド構成や楽譜の形式の確立、バンド数の増加と様々な条件が満たされ、それらによって起きた現代まで通ずる”ある出来事”について今週は書いていきます。
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皆さまこんにちは。先日の初心者でも合奏できる曲(吹奏楽編)に続いて、本日は金管バンド編成の初心者でも楽しく合奏ができる楽譜レパートリーをご紹介します。また、金管バンドにつきましては、2023年4月より金管バンドディレクターの河野一之さんによる記事連載が始まっておりますので、ぜひそちらもご一読ください。金管バンドの歴史から本場英国での最新情報まで、指導者プレーヤーを問わず楽しめる記事連載です。
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みなさんこんにちは、金管バンドディレクターの河野一之(コウノ カズユキ)です。
今週はシンプルに黄金時代というタイトルをつけてみました。何の黄金時代かというともちろん、
19世紀初頭に英国で生まれた金管バンドが産業革命を経てその文化を花開かせ、大発展する時代です。それでは今週もいってみましょう。
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みなさんこんにちは、金管バンドディレクターの河野一之(コウノ カズユキ)です。
先週の#1 金管バンドのはじまりはお楽しみいただけましたでしょうか?
前回に引き続き今回は、産業革命がもたらした金管バンドの発展について紐解いていきます。
ぜひお楽しみください。
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こんにちは、初めまして金管バンドディレクターの河野一之(コウノ カズユキ)です。今回ご縁を頂戴し、エムハチポータルにて記事を書かせていただくこととなりました。みなさまにお楽しみいただけるようベストを尽くしてまいりますので、どうぞ以後よろしくお願いします。
内容の前に少しだけ自己紹介をさせてください。私はチューバ奏者や指揮者としてソロやオーケストラ、吹奏楽、そしてこの金管バンドでの演奏やご指導を主にしています。もともとは金管バンドを単位が取れる授業として唯一設置している洗足学園音楽大学で金管バンドに出会い、その後、このジャンルに人生を賭けてみようとこの音楽が生まれた国であるイギリスにおいて英国王立ウェールズ音楽歌劇大学院(Royal Welsh College of Music Drama PGDip)へ留学を行いました。大学院での研究の傍ら、創団約140年の歴史を持つCory Bandにてメンバーとして約2年間の演奏活動を行いました。このCoryは当時から現在も変わらず金管バンド業界の世界ランキングにおいて、常時1位を継続して保持するバンドで、このバンドとの演奏や世界中でのツアーの経験を元に、日本に帰国した今現在も母国における金管バンドの研究、発展に寄与させていただいています。
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