皆さま、こんにちは。
5月になって初夏の陽気となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
2025年がメモリアルイヤーとなる作曲家に、生誕150年を迎えたレインゴリト・グリエールがいます。グリエールの作品といわれて、吹奏楽関係者が真っ先に思い浮かべる作品といえば、バレエ音楽「青銅の騎士」となる方が多いかと思いますが、実はこの作品、オーケストラが原曲であるにも関わらず、原曲は吹奏楽編曲版の認知度の高さとは裏腹に実演をめったに聴くことができない秘曲のように扱われています。吹奏楽では馴染みが深い作品なだけに、その差に驚く方もいらっしゃるかと思いますが、そこには吹奏楽版としての名編曲と、吹奏楽コンクールでの名演による影響が大きいと私は思います。ですので今回は、この作品の認知に大きな影響を与えたであろう吹奏楽コンクールでの演奏をご紹介しようと思います。
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