金管バンドナビ Supported Kazuyuki Kouno

【金管バンドナビ】#67 ヤン・ヴァン デル ロースト作曲『エクスカリバー』

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みなさん、こんにちは。金管バンドディレクターの河野一之(コウノ カズユキ)です。

春を迎えた金管バンド界ですが、イギリスでは英国一を決める全英選手権の地区予選が各地で開催され、波乱が相次ぐ結果となりました。また、4月初旬の週末にはオーストラリアで全国大会が開催され、競合バンド全てを抜いてBrisbane Excelsior Bandが最上級グレードで優勝、日本人奏者や由来の奏者も多く出場した本コンテスト、こちらも大いに盛り上がりを見せました。

この金管バンドナビが配信される今週末には、筆者が2024年にIBEと共に参戦したニュージーランドの全国大会も開催されます。2026年の幕開けとともに、世界各地のバンドは早くもコンテスト・シーズン真っ只中を迎えています。

さて今回は、今年70歳の節目を迎えるヤン・ヴァン デル ロースト作曲、アーサー王伝説に登場する聖剣『エクスカリバー』の特集です。日本の金管バンド界でも根強い人気を誇る本作品を、ぜひ深く掘り下げていきましょう。

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【金管バンドナビ】#66 ヤン・ヴァン デル ロースト作曲『いにしえの時から』

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みなさん、こんにちは。金管バンドディレクターの河野一之(コウノ カズユキ)です。

前回の「カンタベリー・コラール」の回はお楽しみいただけたでしょうか。
執筆後に知り驚いたのですが、偶然にも2026年は、1956年生まれの作曲家ヤン・ヴァン・デル・ローストの生誕70周年の年です。さらに今年はフィリップ・スパークの生誕75周年にもあたり、素晴らしい作曲家たちの節目が重なる年となっています。

さて、そうした節目の年にあって、ロースト氏作曲の『From Ancient Time』は、もともと金管バンドのために書かれた作品です。調べてみると、日本の吹奏楽界でも非常に人気の高い作品であることがわかりました。

というわけで、『Music of the Spheres / Philip Sparke』、『Canterbury Chorale / Jan van der Roost』と続いて、本日は『From Ancient Times / Jan van der Roost』、日本では『いにしえの時から』として知られる作品を題材にしていきます。

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【金管バンドナビ】#65 ヤン・ヴァン デル ロースト作曲『カンタベリー・コラール』

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みなさん、こんにちは。金管バンドディレクターの河野一之(コウノ カズユキ)です。

今回は、ベルギー出身の作曲家 ヤン・ヴァン デル ロースト による、日本の吹奏楽界でも長年にわたり高い人気を誇る名作『カンタベリー・コラール』 を特集します。

日本では吹奏楽で演奏される機会の多いこの作品ですが、もともとは金管バンドのために作曲された作品です。本日は、その成り立ちや音楽的背景も含めて、深掘りしていきましょう。

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【金管バンドナビ】#64 フィリップ・スパーク作曲『Music of the Spheres 』後編

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みなさん、こんにちは。金管バンドディレクターの河野一之(コウノ カズユキ)です。

前回『Music of the Spheres』前編はお楽しみいただけましたでしょうか。

この後編では、作品中に設定されている各副題についてご紹介していきます。また、フィリップ・スパーク氏ご本人に本作についてインタビューもさせていただきましたのでお楽しみください。

楽曲の内容は、実際の楽譜をご覧いただきながら読み進めていただくことで、より深くお楽しみいただけると思います。楽譜をお持ちの方は、ぜひお手元にご準備ください。

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【金管バンドナビ】#63 フィリップ・スパーク作曲『Music of the Spheres 』前編

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みなさん、こんにちは。金管バンドディレクターの河野一之(コウノ カズユキ)です。

新年もあけまして、みなさまどうぞ今年もよろしくお願いいたします。

さて、2026年最初の「金管バンドナビ」では、金管バンド界にとどまらず、吹奏楽界においても広く親しまれている作品 を取り上げていきたいと思います。

なかでも今回は、本来は金管バンドのために作曲されたにもかかわらず、その後吹奏楽編成へと広がり、高い人気を獲得していった作品 に焦点を当てます。
編成の違いを越えて受け継がれてきたこれらの作品が、どのような背景と魅力を持っているのかを紐解きながら、金管バンド作品としての本来の姿にも改めて目を向けていきます。

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