【私と吹奏楽】0からの出発(中村 正之 先生)

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吹奏楽やブラスバンドの指導の方にとって、吹奏楽とは?バンドとは?音楽とは?

全国の指導者の方々、 そして、バンド活動にがんばるメンバーたちへの応援の気持ちをこめて、現場の指導者の方の「声」をご紹介いたします。

※ミュージックエイトHPに掲載のコラム「私と吹奏楽」より引用

新潟県塩沢町立塩沢中学校吹奏楽部・中村 正之 先生にお話を伺いました。

部員数:女子61名   ※部員数は掲載当時のものです。
部のモットー:「鬼」〜一人一人が心を鬼にして練習に臨む姿勢を〜

 本校に赴任したのが2年前。部員は12名。楽器はボロボロ。メトロノームがない、チューナーもない。楽器を点検すると、すべて要修理。部の予算は4月ですべて修理代に消えました。実力校に見学へ行きましたが、生徒たちはあまりの違いに驚き、意気消沈しました。合奏ではピッチや音色はもちろんバラバラ。目の前は真っ暗でした。しかし「とにかく上手になりたい」と目を輝かせる生徒たち。部長は「コンクール地区予選で銀賞が欲しい」と言いました(当時は金賞や県大会などとは夢にも思わなかったそうです)。

 それから2年経った今、バンドは誰も想像しなかった姿に成長しました。部員は60名を数え、アンコンやマーチングにも取り組み、日々熱心に努力、挑戦しています。生徒たちは頑張りました。楽器の奏法、手入れの仕方、そして吹奏楽の楽しさ等を少しずつ知りはじめると、技術も意識も高まっていきました。彼女たちは「できない」のではなく、「知らなかった」だけなのかもしれません。私が音楽室に顔を出せない日々が多く、彼女たちには申し訳ないのですが、自分たちなりに考え、練習しているようです。

 私自身も、吹奏楽の経験は少しありましたが、当然分からないことだらけでした。そんなとき頼りになったのは、周りの方々の存在です。他校の先生、楽器屋さん、一般バンドのプレイヤー、保護者の皆さんなどから、多くのことを教えていただきました。「足で稼ぐ」ことも大切かなと思い、実績をあげている県内外の学校の練習を見学させていただきました。

 「吹奏楽は一人でやるものではない」とよく言われます。しかし、演奏者同様、指揮者もまた、吹奏楽は一人でやるものではないように思います。多くの方々に教えられ、そして支えていただいてできるものです。指揮者が一人ですべてやろうなどと思うと、それこそ大変ですし、ドツボにもはまりそうです。忙しい毎日の中、生徒たちと音楽ができる、多くの方々と音楽の話ができる、それは私にとってとても幸せな一時です。まだまだ分からないことばかりですので、これからもたくさんの人とお話しさせていただき、生徒とともに勉強したいと思います。全国の先生方、ぜひお話しさせてくださいね!

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