【私と吹奏楽】上手になれ! 困難を乗り越え真の自信と喜びを。(宮島 良之 先生)

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吹奏楽やブラスバンドの指導の方にとって、吹奏楽とは?バンドとは?音楽とは?

全国の指導者の方々、 そして、バンド活動にがんばるメンバーたちへの応援の気持ちをこめて、現場の指導者の方の「声」をご紹介いたします。

※ミュージックエイトHPに掲載のコラム「私と吹奏楽」より引用

石川県金沢市立浅野川中学校吹奏楽部・宮島 良之先生にお話を伺いました。

部員数:男子3名 女子67名 計70名   ※部員数は掲載当時のものです。
部のモットー:「挨拶をしっかり!」「息のあった演奏を!」「上手になろう!」

 よく「若いときは何か打ち込むことを見つけなさい」と、先輩方の経験談として聞かされました。これだけ「もの」が満ち足りて、情報もあふれ、何でも手に入りそうなこの時代は、ある意味で、本当に大切なものは何なのかが、よりわかりにくくなってきているのかもしれません。そんななかで、音楽を学び、楽しみ、楽器を演奏することは、まさしく長い間をかけても打ち込む価値のある、奥深いものだと信じています。

 私自身は、中学校から始めたトランペットを通して、たくさんのことを学び、たくさんの喜びを味わうことができました。なかでも、音楽そのものの素晴らしさに心を奪われたことのほかに強く心に残っている喜びは、自分の演奏が自分なりに「上達した」と実感したときのものです。もちろん始めたばかりの頃や若い頃はうまくなりたいという思いばかりが強く、何もわからない状態が長く続き、逃げともなり得る自問自答が何度も繰り返されていたわけですが、あきらめずに継続することで開けてきた道を「ひょっとすると今までのやり方より正しいものかもしれない」と実感したときは、確証があるわけではないのだけれども、私自身にとって何か自信めいたものにつながってきたように思っています。

 日頃、いろいろな方々にお世話になり、サポートを受けながら活動している部活動のなかでも、「上達する」ということを見つけることができます。指導者としていちばん幸せなときだと考えています。また、いろいろな困難を乗り越えて「上達する」という場面をなるべく作ってあげることが指導者の大切な仕事のひとつなのでしょう。そんなスタンスでこれからも音楽を続けていきたいと思っています。これからも、「上達する」……この素晴らしいことを、一緒に音楽を楽しんでいる人たちとともに、少しでも味わっていくことができることを大切にしたいと思っています。

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