皆さま、こんにちは。
今回は作曲家のフィリップ・スパーク特集の第2弾として、「宇宙の音楽」を取り上げます。スパークの作品の中で全国大会で一番多く演奏されているのが「宇宙の音楽」なのですが、全国大会で演奏した全23団体中の金賞受賞が6団体、割合にして26.1%と決して高くない数字になっており、なかなかに難しい作品であるということが分かります。前回の記事で取り上げた「ドラゴンの年」と同じく、欧州選手権というブラスバンドの大会で初めて演奏された作品になりますが、現在エムハチポータルで連載されている 河野一之(コウノ カズユキ)さんの【金管バンドナビ】の記事に欧州選手権について詳しく書かれておりますので、こちらも是非読んでいただきたいです。
【金管バンドナビ】#53 欧州選手権2025特集①
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皆さま、こんにちは。
毎日の猛暑に加えて、西日本では7月を待たずに梅雨明けが発表されるという異例の早さに驚いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私事ですが、5月に開催された東京佼成ウインドオーケストラの川崎での公演、6月に開催されたシエナ・ウインドオーケストラの水戸での公演で、同一作品の同一パートを違うプロの団体で演奏するという大変珍しい経験をさせていただきました。その作品というのが、フィリップ・スパーク作曲の「ドラゴンの年 2017年版」なのですが、近年全国大会での演奏機会が増えた作品として流行の兆しがみられますので、今回は作曲家のフィリップ・スパーク特集の第1弾として、「ドラゴンの年」を吹奏楽コンクールでの名演を交えながらご紹介しようと思います。
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みなさん、こんにちは。金管バンドディレクターの河野一之(コウノ カズユキ)です。
注目のヨーロッパ選手権。筆者の個人的な見解ではありますが、この大会は、金管バンドが最も盛んな地域であるイギリスをはじめ、ヨーロッパ各国のチャンピオンバンドが一堂に会する場であり、現在の“実質的な世界一”を決める大会と言っても過言ではありません。
そして気になる2025年大会の結果。今年、頂点に立ったのはどのバンドだったのでしょう?
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皆さま、こんにちは。
梅雨のさなかに突然やってきた猛暑に驚いてしまいましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回は、吹奏楽コンクールで取り上げられる「ミュージカル」のジャンルの作品の第2弾として、「レ・ミゼラブル」を取り上げます。全世界で大ヒットを記録した不朽の名作でありながら、吹奏楽コンクール全国大会で初めて演奏されたのは2010年代と意外にも遅いのですが、そのあたりの事情にも触れながら吹奏楽コンクールでの名演をご紹介しようと思います。
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みなさん、こんにちは。金管バンドディレクターの河野一之(コウノ カズユキ)です。
春が終わり、気候の変動や寒暖差に季節の変わり目を感じる今日この頃。世界の金管バンド界もまた、各地で熱気を帯びています。今回は、前回に引き続き「欧州選手権2025②」と題し、今年のチャンピオンシップ・セクションの課題曲と、各バンドが選んだ自由曲を特集します。
激アツの欧州戦線、今回もどうぞお楽しみに!
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