【私と吹奏楽】オラが町に吹奏楽部ができた(本田 総司 先生)

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吹奏楽やブラスバンドの指導の方にとって、吹奏楽とは?バンドとは?音楽とは?

全国の指導者の方々、 そして、バンド活動にがんばるメンバーたちへの応援の気持ちをこめて、現場の指導者の方の「声」をご紹介いたします。

※ミュージックエイトHPに掲載のコラム「私と吹奏楽」より引用

福岡県嘉穂郡庄内町立庄内中学校吹奏楽部・本田 総司先生にお話を伺いました。

部員数:女子15名(※部員数は掲載当時のものです)
部のモットー:ハートフルサウンド

「本田先生、吹奏楽部ができるんですか?」保護者からの問い合わせがあった。「平成16年度から創部いたします」

 地域の願い、町長の数年来の思い、合併協議とも絡みながら、昨年度予算要求に至った。部員は入部するだろうか、ついてこられるだろうか、さまざまな思いが駆けめぐる中、初代の17名が入部してきた。4月はまだ楽器がそろわず、音楽の基本的な知識、リズム練習、吹奏楽とは何か、体力トレーニング等々と、練習内容に苦慮しながら日々を過ごした。「こんなはずでは」という部員たちが退部していくのではと心配したが、5月の楽器納品の日までなんとかたどり着いた。

「新品の楽器!」こんなにも喜ぶ顔を見たことはない。子どもたちは満面の笑みを全身で表していた。

 その後の練習は、他の部活も驚くくらいのハードなものだったが、子どもたちは一生懸命がんばった。初舞台は6月13日。この地域ではたいへん伝統のある嘉穂高校吹奏楽部に手伝っていただきながら「筑豊吹奏楽祭」に参加した。聴衆の一人であるわが本町町長は、リハーサルから本番まで活動の様子を熱心に参観された。本番後「胸がジ〜ンときました。記念にビデオとCDを買いました」と言ってくださった。
 実は、本町には、九州でおそらく2番目に古いといわれる吹奏楽団が明治時代に存在し「有安音楽隊」という名称で親しまれていた。100年以上を経た今、吹奏楽部の復活に、本町では大きな期待がかかっているのだ。

 そして、コンクール出場。結果は「銅賞」だったが、初めてのコンクールに子どもたちは満足そうだった。さらに校内で初めて披露した部活動激励会での演奏。また町民に初めて披露した体育祭の演奏。昨年までとひと味違う部活動行進は、吹奏楽の効果の重大性をアピールするとてもよい機会となった。

 第1期生の部員たちにいろいろな思い出を創ってあげたい、そして、吹奏楽を通して心暖まる町を創りたい……そんな願いから、吹奏楽部の目標を「ハートフルサウンド」とした。今年度末の第1回定期演奏会には、多くの町民の方々に素晴らしいハーモニーを聴かせたい。

「ブラボー吹奏楽!」多くの方の支援をいただきながら、今、吹奏楽ができる喜びを生徒とともに感じている。

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