最終更新日 2023.07.27
Q. 金属製のフルートやサックスはなぜ「木管楽器」なの?
A.穴をふさいで音を変える楽器を木管楽器と呼びます。
はじめに管楽器が作られた頃はフルート、クラリネット、オーボエ、ファゴットなどは木で作られていました。なのでそれらの楽器は今でも「木管楽器」と呼ばれています。
サックスははじめから金属で作られていましたが、「リード」を使用して音を鳴らすので木管楽器に分類されています。
現在では金属であっても、穴をふさいで音を変えるものを「木管楽器」、管の長さを変える、唇の振動で音を出すものを「金管楽器」と呼びます。
Q. 金管楽器の表面はどうしてぴかぴかしているの?
A.ラッカー塗装やメッキなどの加工がなされています。
金管の楽器は主に真鍮(しんちゅう)製でキラキラ輝いてきれいですが、金属なので手入れを怠るとサビが出てしまいます。
そこで、サビにくくなるように楽器には様々な加工がされています。
1【ラッカー塗装】金管楽器の中で一番多い。地金の美しさを長く保てる。
2【金・銀メッキ】金・銀をメッキする加工。キーやマウスピースにも用いられる。
3【サテン仕上げ】サテン生地のような艶消し仕上げ。その上に上記の加工をすることも。
4【ノーラッカー仕上げ】古い楽器に多い、地金そのままの加工。メンテナンスが大変。
1~4の順に多く用いられています。
表面の加工は見た目の美しさだけでなく音色にも影響があるので、曲によって使い分ける演奏家もいます。
ちなみにクラリネットやサックスの「リガチャー」も、メッキの色(金・銀・ピンクゴールドなど)によって微妙に音色が変わります。
どの加工でも手入れを怠らず、演奏後はしっかりきれいに保ちましょう。
Q.楽器のケースはどんなものがいいの?
A.使用する場面によって選びましょう。
管楽器には主に「ハードケース」「ソフトケース」の2種類用意している楽器店が多いです。
丈夫でしっかりしている「ハードケース」は重くて持ち運びにくいという欠点があり、軽く柔らかい素材の「ソフトケース」は楽器の保護能力がハードケースより劣ります。
保管にはハードケース、持ち運ぶ時はソフトケースといった使い分けが理想ですが、中間の「セミハードケース」というものも出てきているので、そちらも検討してみるといいかもしれませんね。
楽器のお手入れが楽しくなる!サンリオグッズ
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楽器使用後の汗や油汚れ、指紋もきれいに拭き取ります。シルバー、ラッカー、クロムメッキの金管楽器はもちろん、木管楽器や打楽器のお手入れにも最適です。ピストンオイル、グリスの拭き取りにも効果があります。
シリコンなどの特殊加工をしておりませんので、拭き取り後、薬剤や仕上剤などの油膜が残らず、繰返し使用しても効果に変化はありません。
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