【私と吹奏楽】私と生徒の1年は……(高橋 文子 先生)

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吹奏楽やブラスバンドの指導の方にとって、吹奏楽とは?バンドとは?音楽とは?

全国の指導者の方々、 そして、バンド活動にがんばるメンバーたちへの応援の気持ちをこめて、現場の指導者の方の「声」をご紹介いたします。

※ミュージックエイトHPに掲載のコラム「私と吹奏楽」より引用

静岡県伊東市立対島中学校吹奏楽部・高橋 文子先生にお話を伺いました。

部員数:男子3名 女子27名 計30名   ※部員数は掲載当時のものです。
部のモットー:響け団結のハ−モニ− 金に向かって一直線

 私の吹奏楽は伊豆高原祭りから。桜の花びらが舞い散る中、中学生の元気撥剌な演奏が高原広場に鳴り響く中高年の観光客は自分の青春時代のごとく。また、自分の孫を見るような温かい眼差し、そして、絶大なる拍手で演奏の応援を。

4月29日。池区民大会演奏。競技にも参加し、中学生パワーを発揮。

6月は初心者講習会。1年生はもとより全員参加で基礎練習を。

7月後半は東部吹奏楽コンクール。生徒も私も選曲が悩みの種。一応前年度には決めておく。これに向けた朝練を5月頃から自主的に実施。このころから3年生がリーダー性を発揮。悔いのない1日に、生徒は日々をかける。今年も「銀賞」、「心の銀賞」と。

8月10日は按針祭。中学生が「ウェルカムステージ」として、『街の風が風がおいしい』(市のテーマソング、小林亜星作曲)など150人でダイナミックに演奏。

8月14日は地区の八幡野やんもの里の花火大会。海辺に設置されたステージで演奏。生徒は海を背に、私は海の方を見て指揮。音とともにカモメが青空に舞い踊る。彼方遠方には船が。青い空、白い雲、かもめに船、それに吹奏楽……ファンタジックな景色に私も酔いしれるひととき。観光客や区民の皆さまとのつなぎは、朝の連続テレビ小説「さくら」の祖父、小林亜星さんをここでも引っ張り出しトーク。この頃までに1年生をはじめ生徒の演奏技能はかなりつく。夏休みに突入。

9月、2学期スタート。体育祭の開閉会式と行進曲の演奏。

10月、文化祭と市芸術祭の練習と参加演奏。文化祭の曲は、聴いてくださる生徒があきない曲ということで選曲。今年は『ディズニーメドレー』と『宇宙戦艦ヤマト』他。

11月から1・2年生を中心とした編成。この時期、小編成用の楽譜が必要。今年は『島唄』を快く楽しんで演奏。生徒同士で工夫し、心にしみる演奏をしている。私も好き。

12月23日、お別れクリスマス会。3年生の前で『島唄』と『青の時代』を演奏。「音が1人1人きれい」と先輩にほめられ、下級生のほころんだ顔。私もにっこり。何でもバスケットやビンゴ、体育館でボール運びリレーや捧運びゲーム、フリ一スローなど充分ふれあい、今年も終了。

3年生の進路決定と1・2年生のますますの上達を願って。

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