最終更新日 2023.07.27
吹奏楽に関する疑問にお答えします!
Q. 吹奏楽ってどういうもの?
A. 主に管楽器(かんがっき)と打楽器(だがっき)を使って演奏される音楽のことです。
自分の生きを使って音を出す「管楽器」と、叩いて音を出す「打楽器」の編成で合奏します。
学校での部活動をはじめ、陸上・海上・航空自衛隊の音楽隊や、警察・消防の音楽隊、各地域の市民バンドや学校のOBバンドなどが存在し、多くの人に親しまれる音楽となっています。
Q. 吹奏楽ってどんな楽器を使うの?
A. 主に10種類ほどの楽器を使います。
大きな編成では20種類を越えるところも!
【木管楽器】フルート・クラリネット・オーボエ・バスーン・サクソフォーン など
【金管楽器】トランペット・ホルン・トロンボーン・ユーフォニアム・チューバ など
【打楽器】 ドラムセット・ティンパニ・グロッケン・タンバリン など
(楽器名は吹奏楽で一般的に用いられる呼称を使用しています)
どんな音が鳴るのか、こちらで聴いてみましょう!
楽器紹介「山の音楽家」~楽しい名曲の数々によるメドレー~
Q.吹奏楽はどれくらい昔からあるの?
A.古代エジプトの壁画にラッパを吹いた鼓笛隊のような描写が見つかっています。
その後、主に欧米で軍隊音楽として発展し、楽器の発達とともに編成も進化してきましたが、18世紀頃には現在の形になったと言われています。
日本に伝わったのは明治元年、遷都のため京都から東京に向かう天皇御一行へ、神奈川にて英仏楽隊が歓迎の楽曲を演奏しました。それを見た護衛の薩摩藩士が感動し、翌年から一年かけて横浜に駐屯していた英国陸軍軍楽隊の指揮者「ジョン・ウイリアム・フェントン」に師事し猛特訓の末、日本の吹奏楽の礎を築くことになりました。
当時楽団の宿舎があった横浜市の妙香寺境内には、現在「日本吹奏楽発祥の地碑」が建てられていて、当時の様子を顧みることができます。
吹奏楽に尽力してきた先人に感謝しつつ、これからも多くの人を喜ばせる音楽であるため、私たちも努力していかなければなりませんね!
吹奏楽の歴史をもっと詳しく知りたい方におすすめ!
吹奏楽の歴史/秋山紀夫
吹奏楽を歴史の観点から、わかりやすくまとめた本です。
日本の吹奏楽の歴史、第一回の吹奏楽大会、骨のフルートから、現代のシンフォニック・バンドまでの歴史。イギリス、フランス、ドイツ、アメリカ等、世界の吹奏楽の歴史を、貴重な写真等で、詳しく解説しています。
[楽天]で購入
[Amazon]で購入
[楽譜ネット]で購入
関連記事
【吹奏楽のハテナvol.2】どうやって楽器を選べばいいの?
【吹奏楽のハテナvol.3】楽譜はなぜ五本線なの?
【吹奏楽のハテナvol.4】腹式呼吸ってなに?
コメント
Comments are closed.