吹奏楽ナビ Supported by Keisuke Tsukamoto

【吹奏楽ナビ】#67 作曲家 P.スパーク① ドラゴンの年

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皆さま、こんにちは。

毎日の猛暑に加えて、西日本では7月を待たずに梅雨明けが発表されるという異例の早さに驚いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

私事ですが、5月に開催された東京佼成ウインドオーケストラの川崎での公演、6月に開催されたシエナ・ウインドオーケストラの水戸での公演で、同一作品の同一パートを違うプロの団体で演奏するという大変珍しい経験をさせていただきました。その作品というのが、フィリップ・スパーク作曲の「ドラゴンの年 2017年版」なのですが、近年全国大会での演奏機会が増えた作品として流行の兆しがみられますので、今回は作曲家のフィリップ・スパーク特集の第1弾として、「ドラゴンの年」を吹奏楽コンクールでの名演を交えながらご紹介しようと思います。

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【吹奏楽ナビ】#66 ミュージカル② レ・ミゼラブル

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皆さま、こんにちは。

梅雨のさなかに突然やってきた猛暑に驚いてしまいましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今回は、吹奏楽コンクールで取り上げられる「ミュージカル」のジャンルの作品の第2弾として、「レ・ミゼラブル」を取り上げます。全世界で大ヒットを記録した不朽の名作でありながら、吹奏楽コンクール全国大会で初めて演奏されたのは2010年代と意外にも遅いのですが、そのあたりの事情にも触れながら吹奏楽コンクールでの名演をご紹介しようと思います。

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【吹奏楽ナビ】#65 ミュージカル① ミス・サイゴン

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皆さま、こんにちは。

6月になって梅雨の時期がやってきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

私事ですが、4月にとあるミュージカルのオーケストラメンバーのエキストラとして出演しておりました。話の内容が重く演奏するのもシビアな作品でしたので気が抜けない期間が続いたのですが、オペラとはまた違った歌の魅力を味わえる本番を通して、ミュージカルの魅力を再認識することができました。そんな出来事をきっかけに、今回から吹奏楽コンクールで取り上げられる「ミュージカル」のジャンルの作品を取り上げようと思います。第1弾は、私が吹奏楽コンクールでミュージカルというものを初めて知った曲であり、初めて生で観劇したミュージカルでもある「ミス・サイゴン」の、吹奏楽コンクールでの名演をご紹介しようと思います。

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【吹奏楽ナビ】#64 バレエ音楽「青銅の騎士」②

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皆さま、こんにちは。

前回に引き続き、今年で生誕150年を迎えたレインゴリト・グリエールの作品である、バレエ音楽「青銅の騎士」を取り上げます。前回は林紀人さんの編曲版による演奏をご紹介しましたが、今回はそれ以外の方の編曲版による演奏をご紹介します。それぞれの編曲者のこだわりや、バンドの個性と合わさることで生まれる演奏の違いを感じていただけると幸いです。

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【吹奏楽ナビ】#62 全日本吹奏楽コンクール課題曲⑧ 現代音楽 Vol.2

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皆さま、こんにちは。

前回は課題曲における委嘱作品についてご紹介しましたが、私が大学生だった頃の課題曲の委嘱作品は現代音楽に分類される曲が多く、過去には朝日作曲賞を受賞した作品が現代音楽だったこともあります。以前の記事でも現代音楽の課題曲作品をご紹介しましたが、今回は以前に紹介しきれなかった作品に委嘱作品なども加えてご紹介します。現代音楽枠であった課題曲Ⅴは2022年度で廃止となってしまい、その後少なくとも今年度までは現代音楽の課題曲は採用されていないので、今年度の課題曲対策としての意義は少ないかもしれませんが、いずれも素晴らしい作品ばかりですのでぜひお楽しみください。

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